そば処武蔵について
四十六年。
こだわり続けました
そば処 武蔵の「おいしい蕎麦」へのこだわりは5つあります。
1.原材料
そば処武蔵の蕎麦は原材料のすべて国産にこだわっております。
現在、全国の契約農家から北海道、福島会津、熊本久木野の厳選した玄そばを仕入れております。
北海道産はつるっとしたのどごし、会津産はコシ、久木野産は香りが特に良い、といった各原産地の特色を活かし、独自の割合でブレンドしております。
「そばのむき実」は常に酸素を抜いた状態で一定の温度と湿度を保った低温倉庫にて保存・管理しており、その都度自家製粉いたします。
2.製粉
蕎麦のおいしさを最大限に活かす製粉です。
蕎麦の香り、食感、粘り、蕎麦の性質を分析し製粉を通じて表現していきます。
原料の精選、製粉、まだまだ改善する部分は多岐にわたり、
理想の蕎麦粉はまだ遠くにあります。一歩一歩の進化です。
「そば」ほど繊細な食べ物はありません。たとえ同じ「原料」を使っても、粉の挽き方、つなぎの割合、打ち方などで、まったく違うものが出来上がるからです。
自社で低温保存している国内産の良質な「原料」をその日打つ分だけ石臼で挽く。
挽いたそば粉の状態や季節、その日の天気をも考えながら、
丹精込めております。
すべてはお客様に極上の「そば」を
召し上がっていただくために。
明日は、もっと美味しい「そば」を求めて、
「そば」へのこだわりは続きます。
3.感謝を込めて
自分の持つ五感と意識・人生観など、自分の能力を全て注ぎ込み、打ち立てを大切にしたのが武蔵そばです。
一人一人の打ち手に左右されるプロへの道を今までに生きてきた中で経験し感じてきたことを大切にし、個性豊かなお店作り・そば打ちを実現してもらうことを目標に蕎麦打ち技術を継承していきます。
うまいそばには「三たて」とあります。
「三たて」とは、うまいそばの三条件として使われてきた言葉で、「挽きたて・打ちたて・茄でたて」のこと。「挽きたて」は製粉したてのことで、現在では自家製粉しなければ挽きたてを使うのは難しいですが、明治から大正の頃には粉挽き商売の「抜き屋」があり、挽きたての粉を使うことができました。いずれもそばは劣化が早いことを意味し、うまいそばは手際よく作って出さなければならないという戒めになっているようです。
4.だしとかえし
だしは、みりん、双目(ざらめ)、しょうゆを煮返したもの。
一番だしには、天然ラウス昆布、ウルメイワシ節、枕崎のかつお節、本枯れ節を使用しております。
当店独自の味をご賞味ください。
”かえし”(だしの基本ベースになるもの)を続けて四十六年。
そばだしは、「かえし」と「だし」を合わせてつくります。
また、かえしにも、そばにもこだわった水のこだわり3種類として
地下水…そばを洗うとき
アルカリイオン水…だしをひくとき
軟水…湯掻くとき
を徹底的においしさのために意識した水のこだわりがあります。
そば処武蔵本店がある福岡・春日に湧き出る地下水は、ミネラル分を含んだやさしくて丸い地下水です。
5.おいしい食べ方
【本わさびの上手な使い方】
わさびの味と香りを楽しんで頂くために、本わさびをご用意
しております。
本わさびはゆっくり「の」の字を書くようにおろし、しばらくおきますとより一層風味が生きて参ります。
おろした本わさびは、だしにとかさずに箸の先にワサビをのせ直接ざるそばにのせます。
おそばは、半分程ざるだしにつけて味わいますと、本わさびの香りとそばの香りとの両方を楽しめます。
是非一度ご賞味ください。
【健康に良いそば湯】
お蕎麦を茹でる時にお湯に出た旨みや栄養素が入っています。
そば湯にはルチン(ビタミンP)と呼ばれる毛細血管を丈夫にする成分を含んでおります。
お気軽にお申し付けください。